【MTGアリーナ】青白アーティファクト 2024スタンダード

この青白アーティファクトデッキは以前紹介したデッキのアップデート版になります。
今回、サンダー・ジャンクションの無法者で強力なカードが追加されたので話題になりました。

クリーチャー(4)
4 スランの蜘蛛

インスタント/ソーサリー(4)
2 三歩先
2 集団失踪

アーティファクト(27)
4 加工鋳造所
2 バネ仕掛けの鋸刃
2 ガラスの棺
4 不安定な象形橋
4 編まれた網
4 マイトストーンとウィークストーン
4 身代わり合成機
2 同化の神盾
1 アイレンクラッグ
土地(25)
3 平地
1 島
1 皇国の地、永岩城
1 天上都市、大田原
1 行き届いた書庫
4 さびれた浜
3 金属海の沿岸
3 不穏な投錨地
2 フォモーリの宝物庫
2 解体爆破場
4 アダーカー荒原
サイドボード
3 安らかなる眠り
3 否認
1 軽蔑的な一撃
3 失せろ
2 倦怠の宝珠
2 金属徒党の種子鮫
1 護国卿、ウルザ

新たに加わった強力なアーティファクト

一番はなんとも言ってもこの身代わり合成機です。
マナ総量が3以上のアーティファクトが戦場に出ることで誘発する能力。このデッキには3マナ以上のアーティファクトが多分に含まれているので、まさにこのデッキのためのカードと言っても良いでしょう。あと、場に出た時の占術2が助かります。

千の月の鍛冶場に比べて条件が楽なのでこちらのカードにほぼ取って代わりました。
また、不安定な象形橋との相性も抜群です。こちらの場合は場のクリーチャーを一掃した後でトークンが生成されます。

このカードはフィニッシャーとして爆発力に優れたカードです。

さすがに千の月の鍛冶場と両方入れたらオーバーキルになってしまうだろうか。

新たに加わった補助するカード

三歩先はコントロールデッキにも採用されている優秀なカードです。
序盤の打ち消しとしては重いカードになりますが、中盤以降には打ち消しや他のモードを使用して戦いを有利に進めていきます。このデッキだとアーティファクトのコピーも有効に使えるので非常に優れたカードになります。

同化の神盾は3マナのクリーチャー追放除去ですが、おまけとして装備することで追放したクリーチャーのコピーになることができる非常に面白いカードです。
強いクリーチャーのコピーになれれば大きなアドバンテージを得られますが、そうでない場合はちょっと重いソーサリー除去になってしまうのが難点です。

フォモーリの宝物庫はアーティファクト主体のこのデッキならとても有効に使うことができます。
起動がインスタントタイミングという点も非常に良いです。
いつもだったらこういうのはソーサリータイミングで若干の使いづらさがあるんですが、今回はかなり強めに調整した感があります。しかも伝説じゃない!

サイドボードについて

こちらもサンダー・ジャンクションにて強力な対策カードが再録されました。
安らかなる眠りは墓地利用をするデッキにとってはこれを置かれただけでほぼ詰んでしまうほど強力な墓地対策カードです。スタンにこれ実装して良いんか・・・
神話レアとして再録されてますが「おとぎ話」カードではレアとして再録されてます。神話レアを使いたくない場合はレアのほうで交換したほうが良いでしょう。

倦怠の宝珠も戦場に出たクリーチャーの誘発能力を無効化する強力な対策カードになります。誘発能力を消すならティシャーナの潮縛りという選択肢もあります。
アーティファクトデッキなので倦怠の宝珠のほうが合ってるのかなぁという感じです。
スランの蜘蛛に影響が出てしまいますが。

弱点は相変わらず

告別兄弟仲の終焉に弱いのは仕方ないという感じです。今回はメインで三歩先が入ってるので告別は回避できる可能性はありますが、兄弟仲の終焉は受けてしまうことを前提に考えて動きます。

ただ、どちらのカードもメインで採用してる人はそんなにいないのでサイド後に否認を入れて回避できる可能性を作っておきます。

あと、これも採用してる人はそこまでいませんが門衛のスラル機械の母、エリシュ・ノーンは置かれてしまうと機能不全に陥ってしまいます。
そのためにも集団失踪やサイドに失せろを入れることでアーティファクトだけに頼らない除去を入れておく必要があります。

また、高速アグロ相手には間に合わないことが多いです。
このデッキでは一時的封鎖を採用できないために、赤単やボロス招集のようなデッキには対応することができないのが難点です。

デッキの評価

面白いデッキではありますが現環境ではそこまで強いと言えるデッキではありません。
エスパーミッドレンジやドメインランプ相手にはそこそこ戦えますが、ボロス招集が相手だと2ターン目に倦怠の宝珠が置けないとかなり厳しいです。赤単はお祈りが必要になります。

それ以外にもアゾリウスコントロールも厳しいです。

戦いやすい相手としてミッドレンジなどの中速デッキ相手には結構好きに動けることが多いです。
相性の出やすいデッキなのでムラがあるのは仕方ないという感じでしょう。

このデッキのほとんどのカードは次のローテーションで落ちることがないので、もしかしたらチャンスがあるかもしれません。強力なカードが多いので活躍できることを期待したいです。

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