
ここ数年、僕は思ってます。今のスタンダードをやってる人たちは凄いなって。
だって、シングル価格もめちゃくちゃ高いし禁止も多すぎ。デッキによってはそれ1枚禁止になるだけで崩壊してしまうのもあります。

デッキというのは強いカードやシナジーの集合体です。今回、公式から禁止候補に挙げられてる「迷える黒魔道士、ビビ」はイゼット大釜の主軸になります。以前の禁止改定で「コーリ鋼の短刀」が禁止になりましたが、それでもイゼットは止まりませんでした。
赤単もそうですが「心火の英雄」が禁止されてなお、スタンダードの大会ではイゼット大釜との2強状態にあります。
禁止が出てしまう背景
何故こんなに禁止カードが出てしまうのか?という話しですが、
1つ目は売るためにカードパワーを高くしすぎた
2つ目はカードプールが広がったことで強力なシナジーが誕生してしまった
今回のビビは「アガサの魂の大釜」と強力なシナジーを形成してしまったことが要因です。本来、スタンダードは2年ローテーションで使えるカードが入れ替わってました。「アガサの魂の大釜」も本当ならスタン落ちするカードだったわけですが、3年ローテに変更されたことで残り続けてます。
3年ローテに変更された理由は、スタンダードで長い期間カードを使えるようにするためだったわけですが、こうやって禁止が出てしまっては本末転倒のような気もします。
しかも、元々が強いデッキにどんどん新戦力が供給されることで結果的に同じデッキばかりが目立ってしまうわけです。
最終的に主軸となるカードを禁止にして、デッキ自体を潰してるのが今のスタンダードです。
MTGアリーナだけでプレイしてる分には、そこまで問題には感じませんが現実で紙でやってる人達にとってはたまったもんではありません。禁止にされたカードやデッキに使用したそれ以外のカードは一体誰が補填してくれるのか?作成するのに数万掛かったデッキがバブルのように弾けるわけです。
もちろん被害を受けるのはプレイヤーだけでなくそれらのカードを扱うショップも同様。
公式から禁止にするかも?と言われたカード買う人いますかね?
僕が今でも紙でプレイしてたら、スタンは絶対やってないでしょう。
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