
世間ではコーリ鋼強すぎ!禁止しろ!という声が聞こえたり聞こえなかったり。
実際その性能は2マナとは思えない破格の性能、3マナだったらちょっと微妙だったかもという絶妙なラインなのである。
イゼット果敢として猛威を奮い、直近の大会使用率は
マジックチャンピオンズカップ 260名中88名 使用率33.8%
Regional Championship(US) 使用率41%
と言った感じで他のデッキの追随を許さない使用率となっているようです。
あまりにも使われすぎでしょう!なおパイオニアモダンでも絶賛活躍してるようです。
イゼット果敢の基本デッキタイプは《精鋭射手団の目立ちたがり》《ドレイクの孵卵者》
《僧院の速槍》など、《コーリ鋼の短刀》から出るクリーチャーと合わせて果敢でゴリ押し通す戦法です。
なんですけど、そういうのも少し飽きて来る頃なのでコーリ鋼を別視点から見てトランプル速攻を有効活用できないだろうかと考えるわけです。
そこで出来たのがトレイリアの恐怖を利用したイゼットテラーです。
トレイリアの恐怖にコーリ鋼の短刀を装備しよう
サンプルデッキ イゼットテラー
クリーチャー(7) トレイリアの恐怖 (4) かまどの精 (3) | スペル(32) コーリ鋼の短刀 (4) 手練 (4) 洪水の大口へ (3) 選択 (4) 嵐追いの才能 (4) 噴出の稲妻 (4) 呪文貫き (1) 食糧補充 (4) 削剥 (2) 塔の点火 (2) | 土地(21) 山 (4) 島 (5) リバーパイアーの境界 (4) シヴの浅瀬 (4) 尖塔断の運河 (4) |
コストが安くなった《トレイリアの恐怖》に《コーリ鋼の短刀》を装備して6/6速攻トランプルで殴りたい!そういう思いが込められたデッキです。
《渦泥の蟹》でも良かったんですが、瞬速で相手のターンに出せば速攻みたいなもんなのでちょっと違うなと思いました。《かまどの精》は出来事で手札の入れ替え、コストが安くなればそのままクリーチャーで出せるので2枚目のスペルとしてコーリ鋼の疾風を誘発させることができます。
というかイゼット果敢のクリーチャーがこれらに置き換わっただけのデッキです。
言ってしまえば、コーリ鋼が強すぎるというわけなんだ!

結局禁止にされる可能性はあるのか?
そもそも禁止になる基準というものが、運営のさじ加減でコロコロ変わるので使用率が高いから禁止!とならなかったりします。
大会での使用率が50%を超えてしまった、トップ8が同デッキタイプで埋め尽くされたなどの状況になってしまえばだいたい禁止になりますけど。
昨今のウィザーズだとすぐには禁止せず、まずプレイヤーに「君たちならこの状況を打破できると信じている!」などの公式文章(時に怪文書などと呼ばれたりする)を叩きつけてから、後に「このカードデザインは失敗だったよ」とお気持ち表明してから禁止になることが多い気がします。
《コーリ鋼の短刀》自体の強さは下環境でも遺憾なく発揮されてるようで
パイオニア「イゼットフェニックス」
モダン「イゼット果敢」
レガシー「イゼットマークタイド」
などに採用されてます。うーん、これは強い!
イゼット果敢自体は大会を総ナメしてるわけではないので、現状は様子見でしょう。
数年前にぽんぽん禁止カード出しまくって叩かれたまくったウィザーズなので
「君たちならこの状況を打破できると信じている!」
と思うはずです。
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