MTGアリーナパイオニアデッキ赤白ボロスサイクリングで記念碑を建てよう！！

過去にスタンダードでもパイオニアでもそこそこ活躍していたサイクリングデッキ。

・サイクリングとは
サイクリングコストを支払うことで「そのカードを捨て、カードを1枚引く」といった効果を持つカードです。不要なカードなら捨てて別のカードに替えてしまおうというわけです。
別効果として土地サイクリングというのもあります。
こちらは「沼サイクリング」「島サイクリング」などと書かれていて、カードを引くのではなく書かれた基本土地を持ってくるという効果です。

このデッキはサイクリングの効果を利用した専用デッキということです。
以下サンプルデッキ

クリーチャー(16)
4 ドラニスの癒し手
4 略奪するアオザメ
4 ドラニスの刺突者
4 繁栄の狐

スペル(24)
4 天頂の閃光
4 血の希求
4 踏み穴のクレーター
4 排斥
4 隕石衝突
4 忍耐の記念碑

土地(20)
1 山
1 平地
4 戦場の鍛冶場
4 感動的な眺望所
4 針縁の小道
4 聖なる鋳造所
1 皇国の地、永岩城
1 反逆のるつぼ、霜剣山

捨てるたびに効果を誘発する新たなカード

カードを捨てるたびに強くなる「略奪するアオザメ」は、既にある「繁栄の狐」の強化版と言えるクリーチャーです。「繁栄の狐」はサイクリングするたびですが、これで同型1マナクリーチャーが8枚体制になったわけです。
同じく捨てるたびに効果を誘発する「忍耐の記念碑」はサイクリングとの相性もバッチリです。

除去とサイクリングを搭載したカード

「隕石衝突」はアーティファクトを破壊でき、なおかつサイクリングコストが1マナのカードです。少しの置き物対策としてもメインから入れられるのは良いと思いました。

このデッキには採用してませんが「勇敢な一撃」もサイクリング+クリーチャー対策として使えるカードです。サイクリングコストが2と少し重く感じるのが難点。
除去に関しては「血の希求」「排斥」もあるので、サイドボードに採用するのも有りでしょう。

天頂の閃光で一気に決める！

「天頂の閃光」は墓地にあるサイクリング能力を持ったカードの枚数分だけ、対象にX点のダメージを与える特大火力にもなるカードです。中盤以降なら10点以上のライフを削ることもできるフィニッシャー級のカードです。ライフ回復もするオマケ付き。

デッキの動かし方

1ターン目に「略奪するアオザメ」か「繁栄の狐」、2ターン目に「ドラニスの癒やし手」か「ドラニスの刺突者」が置けるのが理想的。そのため、動くのは3ターン目以降になることが多いです。
もし、「忍耐の記念碑」が手札にあれば3ターン目に出すことも考えますが状況によっては出さずにサイクリングでクリーチャーを強化するプランも考えます。
決して早いデッキではないので、動き出すのは4～5ターン目以降になります。

攻めにいける状況になったらひたすらサイクリング、「忍耐の記念碑」が出ていればこの辺でグルグル回して行けば勝てることが多いです。「天頂の閃光」はフィニッシャーとして残しておく必要はありません。状況によっては除去として使うことを優先します。

カードをサイクリングするか、プレイするかは状況によって判断するしかありません。
「隕石衝突」「血の希求」「排斥」はいざという時の除去になります、相手のデッキに合わせてプランを変えましょう。

サイクリングを回していく内に、手札が土地だけで溢れ返ることがあります。こうなると大変残念にことに負けが濃厚になってきます。

デッキに採用されてないが相性の良いカード

「太陽の執事長、インティ」は攻撃するたびに手札を1枚捨てればクリーチャーに+1+1カウンターとトランプルを持たせることができます。「略奪するアオザメ」や「繁栄の狐」はサイズこそデカくなってもブロッカーがいてダメージが通らないことが多いのでトランプルを持たせられるのは良いです。トランプル持たせるならサイクリング持ちの「踏み穴のクレーター」でも良いんですけどね

これ以外にも手札を捨てるたびにライブラリーのトップにあるカード1枚追放して、あなたの次の終了ステップまでプレイすることができます。対戦相手のターンにサイクリングをすれば次の自分のターンまで残っているので、擬似的なドローとして使えます。追放が強制なのがちょっと痛い。

「アイレンクラッグの紅蓮術師」は2枚目のカードを引けば3点ダメージを飛ばすことができます。条件を達成しやすいので状況によって「ドラニスの刺突者」「忍耐の記念碑」「アイレンクラッグの紅蓮術師」で7点ダメージ飛んだり。